ショートトリップ <The Second Day>
翌日....
朝から街を走りたいなと一人でバイクに乗る。
「浴びる風がものすごく気持ちいい」
意気揚々と朝日を浴びながら走る。。
海に行ったり、街の大通りを、
バイクで走る、走る・・・
・・・と、
「ピピィー」笛の音が前の方でする。
カンボジア警官2名が、腕を組んだ状態で目の前に現れた。
「うわぁ、ヤッベー!めんどくさい事になった』と思っていると
カンボジア警官が、
「免許証は持っているか?
外人が運転したらいけないのを知っているか?」と聞きただす。
カンボジアでは他国の人が運転するのを
禁止しているのは知っているが、
このエリアは昨日からみてるけれども、
欧米人のバイク運転率が半端ないほど多い。
「このエリアはどう考えても無法地帯だろ?」
そんな風に思っていた。
免許証の件は、
「レンタルしたバイク会社は確認したが
一言もそんな事は言っていなかった。本当に必要なのか?」と
強くカンボジア警官に抗議した。
カンボジア警官は、
「分かった分かった」と感じで一言。
「$50持ってるか??これで今回の件は無かった事にしてやる」
無免許、マナールールを注意するよりも
あからさまにお金をせびってくる感じが分かった。
海外でよくある警官への賄賂も含まれているな・・・コレは。
財布に約$120あったが、
「$50は今持っていない」と言い続け、
「財布をチェックするから見せろ」と言われる。
もちろんこれも断固として断る。
拉致があかなかったので、
「近くのATMで下ろしてくるから待っててほしい」
と、その場を面倒にしたくなかったから
あたかもATMで下ろすかのように仕向けた。
細かい場所もワザと聞いた。
もちろん、ATMに行く気なんかさらさらない。
こんな、賄賂要求をする警察にカネを渡してたまるか。
帰り際に、警官がバイクのナンバープレートをメモっていた。
そこからバイクで一直線でゲストハウスへ戻った。
2−3時間しても、警察応答がない。振り切れたようだった。
今の自分が$50取られると、かなりの死活問題。
カンボジアだったら、10日〜2週間ちょっとは居れる。
ほんま危なかったけど、払わなくて済んだ。
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〜Bike , Beach & Music〜バイク三台で、郊外の奥の方にある
全く観光地化されていない海&ビーチ沿いを走る。
もちろん、道も舗装されていない。
ほとんど人の手が入っていない場所。
i-podから聞こえてくる音楽も心地よい。
「最高。 ここにみんなで来れて、よかった」
この場所をみて、ほんなにそう思えた。
旅はほんま道連れで、ええ事もある。実感した。
昨日のビーチに戻り、カフェの椅子に座って休憩。
〜昨日のおばちゃん〜昨日も、シャコを売りにきた、このおばちゃんがこっちにきた。
実は、昨日売りにきた時に、
「今日は買わないよ。ありがとう。」と
なだめるように腰をまわした時に
笑いながら、
「女性に触れたらセクハラだよ」と
いうボディランゲージをしてきた。
今日になっても、
昨日の事を覚えていたらしく、
こっちに来て
「昨日、腰にまわしたんだからシャコを買ってちょうだい!」
セクハラとシャコを買う事が、
どこで交じりあったかは分からなかったけど、
シャコも食べてみたかったので注文。
コレが意外と結構美味かった!
〜手慣れた手つき。まるでプロの技〜
今度は、
アンクルやリストに巻くミサンガを売っている少女がこっちにやってきた。
彼女は、目の前で新しく手編みで好きな柄を編む事が出来るという。
彼女が持っていた中で、カンボジアの国旗があったので
それをオーダーする事にした。
手慣れた手つきでササッと作り上げてしまった。
今も、左足につけている。結構気に入っている。
〜物売りの少女達〜
自分達が、目の前で作ってくれている様子をみていると
他の子ども達も押し寄せるように、
子ども達の肩から掛けてあるミサンガやブレスレットを
買ってほしいと押し寄せてきた。
〜海を臨みながらBBQ〜
少し席を移動して、落ち着けるスペースに。
海を見ながら、夕飯に。
今日は、みんなで食べる最後の晩餐。
みんなで聞いた音楽も良かった。
今日の夜の便で、
カネと僕は、
シアヌークビル〜シェムリアップへ向かうバスに乗る。
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今日行った手つかずのビーチ沿いにある木。
そこに、
落ちている小石で、
今日の日付(25/05/2011)と
みんなの名前を彫った。
昨日と今日、
有限な時間を
みんなで有意義に楽しく過ごせた一日。
旅に出る前に、心のどっかで抱いていた
「